ドリームキャット通信 第1号
平成23年10月
NPO法人ドリームキャット発行
理事長;斉藤 重男
海岸を中心とした、地域猫を救ってやりたいとの思いでNPO法人ドリームキャットを立ち上げました。
準備は昨年の12月から始め今年の5月27日に千葉県より認定を受けました。
申請は文章の不備により何度も書き直しをして苦労をしました。
それから今日までの数ヶ月間の活動についてまとめてみました、なかなか思ったような活動ができずこれからもっとやって行きたいと思っています。
主な活動内容は下記の通りです。
1、
イオン館山店 <イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン>団体登録をしました。 イオンが地域社会貢献活動を行う<イオンデー>毎月11日開催に地域で活躍しているボランティア団体などに対し地域のお客様とともに応援しイオンがその活動に役立つように物品を持って助成するものです。
2、
海岸近くの倉庫裏(地域猫の居住地)に猫の投棄禁止看板を地主の了解を受け設置しました。
3、
子猫2匹の里親探しをしました。
4、
海岸近くにあった猫の死骸を館山市に電話して持っていてもらいました。
5、
海岸にいた親子猫を保護しました。 子猫は生後2週間 その後子猫は里親がみつかり大切にされ幸せに暮らしております、本当にうれしい限りです。
6、
2匹のメス猫の避妊手術と病気した猫を保護し病院で手当てをしました。
7、
猫の投棄禁止看板の近くに子猫が4匹捨てられていたので交番に通報しました。
この事を交番が発行しているたよりに記載され、これにより猫を捨てることが犯罪になる事を地域の人達に理解を深めることができました。
8、 猫達の保護活動資金のためにオリジナルTシャツを作り販売しました。
ご協力していただいた方々には深く感謝いたします。
9、地域猫の活動現状と現在の問題点それに動物愛護法の改正に向けたことについて国会議員と話し合いを持ちました。 これから行政にも理解をしていただけるように活動していきたいと思っています。
10、ペットフード協会の会員の数社に支援の手紙を出しました、しかしながら現在は震災のあった地域の支援で精いっぱいの様でなかなかいい返事がもらえませんでした、また時期をみてお願いしたいと思っています。
これからも皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
ドリームキャット会員
この度、NPO法人ドリ-ムキャット設立おめでとうございます。
欧米諸国に比べて犬や猫の環境がよくない中で、このような猫の幸せを願うNPO法人ができたのは大変喜ばしいことと感じています。
私と猫の出会いですが、私の生まれた家が米穀商を営んでいたせいもあり、“ネズミ対策”として猫を飼っていました。私の生まれた昭和30年代は犬や猫、にわとりを飼っている家が多く、ペットの住む環境には今と比べて適していたようです。 私の生家でも犬、猫、にわとりを飼っていました。今では考えられないことですが、その当時はそれが普通でした。
昨今の住居環境は、特に都会では当時とは全く様変わりして住宅や高層マンションが多く建ち並び、ペットの暮らせる環境にはそぐわなくなってしまったようです。 近所を散歩していても“猫の餌やり禁止”や“迷惑しています”等の看板が目立ちます。一因としては、ノラ猫が増えているのと住居環境から自宅で猫を飼う家が減っているせいだと感じています。
猫たちは、この世に生命を授かって誕生して“飼い猫”も“ノラ猫”も生きる権利は同じだと考えています。只、近隣に配慮して猫の去勢あるいは避妊の手術は不可欠になってきたようです。しかし問題は猫たちの病院の費用ですね。猫を愛する会員さん又は行政から資金援助が受けられるのであれば猫達も今よりも悠々と暮らしていけるのですが、なかなか行政が動いてくれないのが現状です。
私も猫が好きで、猫の住居環境を整える意味でドリ-ムキャットさんのようなNPO法人ができたのは喜ばしく、私にできることがあれば協力して行こうと思っています。
今年6月には、私の家の近くで生まれたノラ猫4匹のうち2匹をドリ-ムキャットさんのご紹介により無事に里親が見つけて頂いて感謝しています。
残った二匹は我が家の庭で元気に育っています。
最後に、猫たちの住み良い環境作りに対する活動の輪が、全国に広がることを願う次第です。
平成 23年 10月 吉日 原 隆